光文書院の副読本『体育の学習』では、「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指し、「運動の特性」と「課題的な学習」を大切にしながら、先生と子どもが協働で授業をイメージできるよう工夫がなされています。この副読本を通して、子どもたちが運動の魅力に触れながら、のびのびと学習を進めていけることを期待しています。
[白旗和也先生 プロフィール]
1963年生まれ。
文部科学省スポーツ青少年局体育参事官付教科調査官、国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官を経て、2013年4月より現職、日本体育大学教授。現在は、日本体育大学スポーツプロモーションオフィス・オフィスディレクター、JICA(青年海外協力隊)技術顧問(体育・スポーツ部門)、日本フラッグフットボール協会理事、世田谷区体力向上・健康推進委員長、川崎市スポーツ推進委員なども務める。
すべての子どもたちに運動の楽しさを。
「主体的・対話的で深い学び」を通して、生涯にわたって運動に親しむ資質や能力の基礎を育てる副読本になっています。
児童が自分ごととして課題をみつけ、その解決に向けて、他者と対話をしながら学びを深めていけるように、紙面の構成を工夫しました。
学習のねらい
単元のはじめに,「何を学ぶのか」学習の見通しをもつことができます。
学習の進め方
児童が自分ごととしてとらえ、解決したいと思うようなテーマを設定。
どのように学ぶのかのイメージをもつことができます。
やってみよう
単元のはじめに取り組みやすい活動を設定。「やりたい!」という意欲を引き出します。
思考を深める資料
練習の仕方、作戦の立て方など、学習する運動の特性に応じて、必要な資料を精選し、掲載しています。
動きがわかる連続写真
正しい動きと動きのポイントを解説。児童の見合い、教え合いに役立ちます。
伝え合おう
児童に教え合いの活動の視点を示すことで、対話的な学びを促します。
毎単元の終わりに、学習を振り返るコーナーを設けました。
「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点で自己評価を行います。
自分自身で力の高まりを価値づけ、実感させることで、成就感をもたせ、次の学習への意欲につなげます。
紙面に掲載した二次元コードから、器械運動、陸上運動、水泳運動、ボール運動、表現運動の各領域に対応した、お手本動画を再生することができます。
文字や写真だけではわかりづらい体の動かし方などを視覚的に理解し、技術の習得をはかります。
鉄棒(さか上がり)の例
年刊(各学年1冊) 1年:48ページ/2年:48ページ/3年:56ページ/4年:56ページ/5年:72ページ/6年:72ページ
定価 各学年540円(消費税込み)
『体育の学習』の内容解説資料です。
児童書紙面に教師の指導・支援、施設・用具、デジ体収録動画例、評価の規準例などを記述。すぐに授業に取り入れることができます。
年刊(各学年1冊) 1年:48ページ/2年:48ページ/3年:56ページ/4年:56ページ/5年:72ページ/6年:72ページ
定価 各学年3,200円(消費税込み)
『体育の学習 教師用指導書』をご購入いただくと、デジタル体育「デジ体」をご利用いただけます。
正しい動き、つまずきの例、つまずきに対応した解決法の動画をセットで提供。
800本以上の動画で、運動が苦手な児童に寄り添います。
下記の資料を「デジ体」(Windows版)に収録。一部資料はWebサイトからもダウンロードできます。
1.総論
2.年間指導計画例
3.学習指導案
4.評価について
5.児童書補遺(スキー・スケート)
『体育の学習』編集委員が執筆。
座談会とQ&Aの二部構成。座談会を通して体育の考え方をおさらいし、Q&Aで指導の悩みを解決。主体的・対話的で深い学びを実現する小学校体育の指導について、考えるための最初の1冊に!
2020年より施行される学習指導要領の体育に関する内容もまとめられています。