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2021.08.20

【学級経営】休み明けの不安を解消!学級経営のコツ~前編~

長期休みの終わりが近づくと,「元気に登校できるかな」「よいスタートをきれるかな…」「夏休み気分の抜けない子が多かったらどうしよう…」など,不安を感じ始める若手の先生も多いと思います。

でも大丈夫,休み明けに学校モードでないのは「子ども」も「先生」も一緒です!
しっかりしないと…と初日から力まずに,
焦らず,子どもたちと一緒にいつものペースを取り戻していきましょう。

本コラムでは,前編・後編に分けて,休み明けの学級経営のコツをご紹介します。
キーワードは,“休み明けをわくわくする時間にしよう!”です。
長期休み前後にちょっとした工夫をして,子どもたちから「先生に会いたい!」「学校が楽しみ!」という前向きな気持ちを引き出して,学期をスタートさせていきましょう。

前編では,学校へのモチベーションを高める実践例を,後編では,「席替え」や「係決め」といったより具体的な場面で使える実践例にふれていきたいと思います。

ご協力いただいた先生のご紹介

今回,実践例を教えてくださったのは,2021年6月に発売された『算数×学級経営 魔法の言葉でもう一歩先の授業・クラスを!』の著者である,5名の先生方です。

写真左上から
・高橋 丈夫先生 成城学園初等学校副校長
・青山 尚司先生 筑波大学付属小学校教諭
・楳原 裕仁先生 武蔵野市立第五小学校教諭
・工藤 尋大先生 成城学園初等学校教諭
・小宮山 洋先生 成城学園初等学校教諭


算数×学級経営
魔法の言葉でもう一歩先の授業・クラスを!

子どもたちから「学校に行きたい!」を引き出そう!

登校日が近づくにつれて,休み明けの学校生活に不安を抱き始める,ソワソワし始める子どもたちもいることでしょう。そんな子どもたちのためにも,休み明けの前から,「学校に行きたい!」「先生に会いたい!」という「わくわく」を引き出してあげると,新学期の登校日が楽しみに変わるはず!
先生方に「長期休み前にできる学級経営のコツ」をテーマに話し合っていただきました。

暑中見舞いにひとり一文字を書いて送る。

はがきを2学期初日にそれぞれ持ち寄ってもらい,クラス全員分をつなげて文章になるようにするとおもしろいです!「どんなメッセージになるのだろう…」と,子どもたちも気になりますし,学校に行かないとわからないのがまたポイントだと思います。

ひとり1ピースのパズルを子どもたちに配付する。

終業式に配付したピースを2学期初日に持ってきてもらいます。35名学級だったら35ピースのパズルを探すのは大変ですが…(笑)。なくした子は自作してくれたこともありました!卒業時の思い出作りにもなります。他にも,「全員が鉛筆を持ってこよう!」「お弁当の敷物を持ってこよう!」など,クラス全員で揃える楽しみを事前に用意しておくのもひとつです。

通知表とは別に子どもたちに手紙を書いて渡す。

通知表とは別に,その学期にその子が頑張ったことや思い出などを書いてあげると,喜びます。「新学期も頑張ろう!」というモチベーションにつなげます。
あとは,休みが終わる前に自宅に事前FAXを送ったこともあります。登校日にそのFAXをうれしそうに持ってきてくれた子もいました!

揃わなかった時でも笑ってあげるのがポイントです。

小宮山先生もおっしゃっていましたが,休み明けに全員が揃って何かをする仕掛けを用意しておくのは,いいですよね。もちろん,指定したものを持ってくるのを忘れてしまう子もいると思いますが,そんな時には叱るのではなく,「忘れちゃったね」と笑ってあげましょう!

子どもたちと「学校って楽しい!」を共有しよう!

「登校はしてくれたけど,元気がない子もチラホラ…」。そんな様子の子どもたちから,学校に対する「わくわく」を引き出して,学校の楽しさをクラスで共有しましょう!
続いては,「学期がスタートしてからできる学級経営のコツ」をテーマに話し合っていただきました。

達成したくなるような目標を子どもたち自身に立ててもらう。

「素敵な挨拶ができるようになる!」のような目標を,学期初めに立ててもらい,目標を達成するためにやる気を引き出します。
目標を達成したらシールをプレゼントすると,喜んでもらえます!

「1学期よりみんな近いね!」「相変わらずいいね!」

まず休み明けに集合写真を撮ろう!と呼びかけます。その時,「1学期よりみんな近いね!」と声かけをします。
また,前学期から続く素敵なところについては,「相変わらずいいね!」も言いますね。「先生はしっかり見てくれている」と子どもたちに感じてもらうと同時に,学校・クラスのよさを思い出してもらいます!

「どうする?」

もし,休みモードが抜けていない子どもがいたら,その子に寄り添って「どうする?」と尋ねるようにしています。子どもに考えを委ね,自分から「やる!」と言い出すのをゆっくり待ってあげます。

最初は子どもの様子をよく観察する。

もし,休みモードが抜けていない子どもがいても,無理やりやる気を出させようとしないのも大事だと思います。まずは,子どもの様子をよく見て,その子に合ったスピード感・温度感で接してあげられるように意識しています。

まとめ

若手の先生にとっては子どもたちと離れた期間が長く,不安に思う休み明けの学級経営ではありますが,子どもたちがわくわくする事前の用意をする,前向きな気持ちを引き出す声かけをするなど,子どもに寄り添った対応を意識するのが学級経営のコツです。
休み明けはトップスピードで始めるのではなく,まずは子どもたちと一緒に,ゆっくりと学校モードに切り替えていきましょう。
後編では,休み明けがスタートした後に行う「席替え」と「係決め」について,実践例をご紹介します!


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高橋 丈夫 / 青山 尚司/楳原 裕仁 / 工藤 尋大/小宮山 洋
サイズ:B5版
ページ数:112ページ
定価:1,650円(本体1,500円+税10%)
発行:2021年6月発行