監修メッセージ

筑波大学附属小学校教諭
加藤宣行先生
子どもたちが自らの生活を重ねながら深く考え、よりよい生き方につながる学びになるような教材開発と、それを最大限に生かすための指導書づくりに専心しました。
具体的には、教材の中に、「いいなあ、こういうことを考えることができる人になりたいな」と自らの指針にすることができるような<人間のよさ>を子どもたちが見つけられるようにしました。そして、教材を超えて新たな気づきが生まれ、明るい未来を展望できるような発問展開の工夫を最重要課題として位置づけ、ほかにはない指導書をつくることができたと自負しております。
子どもたちはよりよく生きようとして、よいものに出会えば目を輝かせて考え、心を動かし、自ら実践しようとする存在です。そのような子どもたちの明るい可能性を信じて、「もっと考えたい」「またやりたい」と思えるような授業をともに目指しましょう。

千葉大学グランドフェロー・
敬愛大学教授
土田雄一先生
これからの時代をつくる子どもたちには、自分で自分の生き方を考え続ける姿勢が必要です。時にはへこむこともあるでしょうし、思うようにならないこともあるでしょう。また、直面した問題場面でどうしたらよいか悩むことがあるかもしれません。そんな時に支えとなるのが、道徳授業での学びです。魅力的な教材をもとに多様な指導方法や発問により、友だちと考えの交流をしながら、自分を見つめ、自分の生き方を考えた授業が実生活でも生きて働く力となります。その授業づくりを支えるのが本指導書です。協働的な学びを促進し、自分の生き方を考えることが楽しくなる指導書です。
「今日の授業もたくさん考えたよ」「友だちの考えから新しい発見があったよ」そんなつぶやきが聞こえる授業を子どもたちとともにつくりましょう!
教科書の構成
3つの要素
先の見えない未来をよりよく生きるため、光文書院の教科書はゆたかな心を育てる「3つの要素」で構成しています。
みんなにやさしい
教科書
子どもと先生が一緒に問いを見つけて、考えて、広げるために…子どもにも先生にも使いやすい教科書にするための工夫をしています。