活用事例インタビュー

千葉県成田市立
向台小学校

株式会社光文書院(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:長谷川 知彦、以下「光文書院」)は、2022年度、実証研究中のデジタルドリル「ドリルプラネット」を積極活用する千葉県成田市立向台小学校の授業を拝見。
その後、4年生担任の橋本先生にインタビューを実施し、ドリルプラネットを使い始めてからの子どもたちの変化や、導入によるメリットなどをお伺いしました。

インタビュー
サマリー

4年生担任の橋本先生から、ドリルプラネットの即時フィードバック機能(特許第6963302号)によって、子どもたちのやる気や学習に取り掛かる早さに変化が見られたと伺えました。
また漢字学習機能を使用した結果、国語テストの漢字問題では正答率が高くなっている印象を受けた、と教えてくださいました。テストの対策としては、まず紙ドリルで学習、その後にデジタルで確認という使い分けをしているそうです。

使用シーンは授業の隙間時間やテスト前など多岐にわたるが、事前準備が不要なところや、学習の取り組みでポイントが貯まるなど子どものやる気を引き出す仕掛けがあるところが、ドリルプラネットの魅力である、と語ってくださいました。

ドリルプラネットの導入で、
紙ドリルでは見られなかった
嬉しい変化が…

―まずは、ドリルプラネットの導入のきっかけを教えてください。

成田市は2021年度からGIGA端末が入ってきてデジタル教材の活用を進めていました。2021度までは別のデジタル教材を活用していたのですが、何か違うデジタル教材はないかなと探していたとき、教材屋さんからドリルプラネットを紹介してもらい導入に至りました。ドリルプラネットの魅力は、何と言っても紙ドリルにも使われているピクサーのキャラクターですよね。 子どもたちに初めて取り組んでもらったとき、「わぁ!すごいなぁ!」「このキャラクター何だろう?」とピクサーキャラクターから興味を持ってくれて。「ドリルプラネットやる!」と言ってくれました。

学習に取り組んだ後にピクサーキャラクターのスタンプを選ぶ様子

―紙ドリルでの学習と比べて、子どもたちに変化はありましたか?

即時フィードバックされるドリルプラネット

正直すごく変化があったと思っています。というのも、「ドリルプラネットで漢字練習するよ!」と言うと子どもたちの飛びつきが早いので(笑)。やはり、どうしても、紙だと学習に対するやる気が出なかったりとか、取り掛かるまでに時間がかかってしまったりすることがありますが、ドリルプラネットは問題を解いたらその場で丸が付いて評価されるので、子どもたちにとってもかなり嬉しいことかなと思います。 また、子どもたちから積極的に「ドリルプラネットやってもいいですか?」といった声が上がり、子どもたち自ら進んで学習に取り組むようにもなりました。このように、自主的な学習の継続が少しずつ積み重なって力になっていくと思います。

―子どもたちはドリルプラネットに楽しく取り組んでいますか?

楽しく取り組んでいます!テスト前に「ドリルプラネットで学習してごらん」と伝えたところ、テストの後に「先生!ドリルプラネットでやっていたからできました!」「前は何回も書き直して、消すのが嫌になっていたけれど、iPadだったら一発で消えるじゃないですか!だからできました!」というような嬉しい声がありました。 ほかにも、国語の授業で漢字学習をした際に「これはドリルプラネットの1問目の問題ですよ!」と問題を覚えている子もいました。子どもたちの学習の定着につながっているなと、ドリルプラネットの効果を感じました。

―ありがとうございます!先生が指導の面で助かったというシーンもあれば、ぜひ教えていただきたいです。

ほとんど毎日助けられています!「あの授業どうしよう」「授業が予定より早く終わってしまった」と思ったときに「はい、ドリルプラネットに取り組みましょう!」と言っています(笑)。あとは、「先生、漢字の練習帳がありません!」というようなときに「代わりにドリルプラネットに取り組もう!」と学習を促すこともあります。 最初にも言った通り、授業中に隙間時間があると遊んでしまう子もいるのですが、そういうときに「ドリルプラネットに取り組みましょう」と呼びかけると、子どもたちは進んで学習に取り組んでくれるので、すごく助けられています。また、隙間時間に使う教材の事前準備が不要になったのもありがたいです。

ドリルプラネットの効果を笑顔で語る橋本先生

メインは復習で!
総合や英語、隙間時間など
幅広いシーンで活用中

―本日は、授業中に宿題配信機能を活用し、「たしかめ」(ドリルプラネットの学習メニューの一つ)の問題を出されていました。ドリルプラネットの活用について詳しく教えていただきたいです!

ドリルプラネットの画面を投影してクラスの解答状況を共有

復習として活用することがメインです。今日は、「iPadに慣れよう」をテーマにした総合的な学習の時間の授業でした。この時間に、ドリルプラネットの「宿題配信機能」を活用して、先日まで取り組んでいた国語の学習単元の漢字の読みを20問、その後算数学習で2桁の割り算の問題を10問出しました。 ちなみに、総合的な学習の時間以外にもテスト前や英語の時間の半分を漢字問題を解く時間に充てることもあり、「ドリルプラネットで問題を解いてみようか」と学習を促すことが多いです。あとは、隙間時間ですね。朝のちょっとした隙間時間に子どもたちの方から「自主学習をしてもいいですか」といった声が上がりますし、雨が降って休み時間に外に出られないときには私の方から「ドリルプラネットを使ってもいいよ」と勧めることもあります。

―さまざまなシーンで活用いただいておりますが、使用してから子どもたちの学力面では変化が見られましたか?

使用し始めて3ヶ月ではありますが、少しずつ学力が上がってきている印象を受けます。 漢字学習をメインに活用していることもあって、国語のテストを丸付けしていると、特に漢字問題では徐々に正答率が高くなっている印象です。

―授業を拝見した際、4年生の子どもたちが自分でテンキーに変えたり指書きにしたり、タッチペンを使用したり、それぞれ使い分けていることに驚きました。先生が指導をされているのでしょうか?

最初、ドリルプラネットは文字入力でしか解答できないと思っていたのですが、使いながらテンキーでも入力できることに気づいたので、子どもたちに「このキーボードって何だろう?」「押してごらん」と声をかけました。すると「先生!手でやった方が早い!」という子もいたので、「じゃあ、好きな方でやってみましょう」と伝えたところ、子どもたちそれぞれの方法で使い始めました。 私は学習方法を統一させていなくて。あくまでも問題を解くのがメインで、学習においてはいろいろな手法があっていいと思っています。ドリルプラネットを活用した学習においても同じように考えているため、子どもたちには「テンキー入力でも、指書き入力でもどちらでもいいよ」と伝えています。

指書きで漢字を学習している様子

紙ドリルと
ドリルプラネットを使い分け!

―紙ドリル(くりかえし漢字スキルS)を使っていただいていますが、ドリルプラネットとはどのように使い分けていますか?

単元テストでは必ず紙に書くので、単元に沿った新出漢字などの学習は紙ドリルで行っています。ドリルプラネットでも学習できるのですが、どうしても、タブレット画面上と紙上では書いた字に違いが出てしまうので…。 テストが紙である以上、紙で書くことにもしっかりと慣れさせておかないといけないと考えていることから、紙ドリルメインで練習、ドリルプラネットで確認という使い分けをしています。

紙ドリルで学習した漢字をドリルプラネットの漢字じてんで検索している様子

―「学力の定着」という点では、紙とデジタルではどちらの方がよいでしょうか?

正直それは難しいところですね。紙でもいいですし、デジタルでもいいんですけど、やはり、紙だと記録が残る。そしてすぐに見やすい。一番の違いは「バッテリーが必要かどうか」かと思っています。 バッテリーがあって見られるデジタルドリルとバッテリーがなくても見られる紙ドリル。すぐに振り返ることができるかという点においては、ページをめくって見るのか、画面を開いて見るのかという違いもあり、紙かデジタルかというところは、自分でも悩ましいところで、一概にどちらの方が…というのは判断できかねる状況です。 できれば自分は、デジタルでの学習を進めたいですが、デジタルにする分、今までの紙教材で指導した経験が生かせなかったり、使い方など新しい知識を取り入れる必要があったり、という課題は感じています。

―ドリルプラネットは紙ドリルと同じように、漢字と計算の「基礎学力」を扱っています。基礎学力の定着に最も重要なことや先生のお考えを教えていただけますか?

私は、基礎学力というのは生きるために最低限必要な知識だと思っています。
小学校段階で学ぶ漢字と計算というのは、理科や社会、さらには日常生活にも関わるため、絶対に必要不可欠なものです。中学校、高校もその力を応用して学習が進んでいきます。ですので、小学校教育では、まず漢字と計算を定着させなければいけないという思いがあります。
教育業界でよく言われるのが、「生きる力の育成」です。私はその生きる力の一つである漢字と計算を定着させるため、ドリルプラネットを使っています。
「漢字学習で先生が教えてくれたから覚えたよ」「ドリルプラネットをあのときやったから、そのときに答え合わせしたからわかったよ」という感じで。学習を通じて培った力が、少しでも「生きる力」のきっかけになればと思いながら、ドリルプラネットを活用しています。

―最後に、ドリルプラネットの魅力について教えてください!

ドリルプラネットへの期待を語る橋本先生

「子どもたちが学習を頑張れるきっかけを作りたい!」という思いからドリルプラネットを導入したこともあり、やはり、子どもたちの学習に対するやる気に大きな変化がみられるのが一番の魅力だと思います。 単にドリルの中にキャラクターが登場するのではなく、日々の学習の取り組みでポイントを貯めてキャラクターを獲得できたり、スタンプを押すことができたりするのは、子どもたちの学習に対するやる気を引き出すことにつながりますよね。 今後は、子どもたちが解いた問題やフィードバックされたものを教師側で詳細に分析できる機能が追加されることを期待したいです。

―ご要望もありがとうございます!期待にお応えできるようにこれからも頑張ります。 橋本先生、本日はありがとうございました。

※掲載の情報は2022年度のものです。

2023年4月より紙ドリルとのセットプラン提供開始!

2023年4月より、対象の紙ドリルとセットのご購入でドリルプラネットを年間150円(学期50円)でご購入いただけるセットプランを提供開始いたします。 お申し込みご希望の場合は、光文書院の教材を取り扱っている販売店(販売店がご不明の場合は弊社窓口)までお問い合わせください。 ※個人向けの提供はございません。

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