活用事例インタビュー

東京都荒川区立
第一日暮里小学校

株式会社光文書院(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:長谷川 知彦、以下「光文書院」)は、本年度実証研究として提供している、デジタルドリル「ドリルプラネット」を積極活用する東京都荒川区立第一日暮里小学校へ独占インタビューを実施いたしました。 東京都荒川区立第一日暮里小学校の1年生と2年生の授業を拝見し、その後、校長の白井先生、1年生担任の荒明先生、2年生担任の田川先生に、ドリルプラネットを使い始めてからの子どもたちの変化や、導入によるメリットなどをお伺いしました。

インタビュー
サマリー

ドリルプラネットの活用方法について、1年生担任の荒明先生は、算数授業の補充プリントの代わりとして、2年生担任の田川先生は、国語と算数の授業中に練習問題が早く解き終わった子の補充問題として活用しているそうです。また、授業以外では、朝読書までの隙間時間に活用しているとのことでした。

紙とデジタルの使い分けについては、それぞれの良さを生かして使用しているとのこと。紙ドリルは漢字の大きさの調整や筆圧を確認するために使用し、ドリルプラネットは新出漢字の書き順や字形を確認するために使用していることが伺えました。また、家庭では紙ドリル、教室ではドリルプラネットというように使い分けをされてます。

ドリルプラネット導入後は、獲得したポイントやレベルを友達に共有することがきっかけとなり、子どもたち同士の関わりが増えたと感じてくださっています。

また、導入効果は先生と子どもたちそれぞれにありました。先生は補充プリントの用意や丸付けに費やしていた時間を子どもたちの指導に充てられるようになったほか、授業中に早く問題が解き終わってしまった子に課題を配信することで、子どもたちの「先生待ち時間」を削減できたとのこと。そして、子どもたちは、先生やプリントを待たずして意欲的に学習を進められるようになったとのことでした。

インタビューの最後にはドリルプラネットの一番の魅力についてお伺いし、

  • 1年生でも一人で習熟できる
  • 子どもたちが自主的に学習を進められる
  • 子どもたちが個別最適な学習ができるようになる

など、荒明先生、田川先生、白井校長先生それぞれに語っていただきました。

授業はもちろん隙間時間にも!
幅広い場面で使える
ドリルプラネット

―ドリルプラネットの活用場面について教えてください。

荒明先生:1年生は主に算数の授業で活用しています。授業の最後に練習問題を数問やるのですが、スムーズに解き終わってしまった子の補充問題としてドリルプラネットを活用することで、一人でどんどん進めることができ、その間に個別に支援が必要な子の指導にあたることができるので大変助かっています。
田川先生:2年生は国語と算数で練習問題が終わったあとの補充問題として活用しています。子どもたちが練習問題を解くのに時間差があるので、「漢字が早く終わってしまったらドリルプラネットの問題を解いてください」というような指導をしています。あとは、ちょっとした隙間時間にも活用しています。たとえば、朝読書の時間に入る前や休み時間などですね。

写真左から、荒明先生、田川先生、校長の白井先生

―休み時間中にも使用している子が多かった印象があります。先生方が指導をされているのですか?

ドリルプラネットを使って計算問題をしている様子

荒明先生:最初は雨の日の外で遊べないときに「ドリルプラネットを使ってもいいよ」という働きかけをしたのですが、それ以来、子どもたちに火がついたようで。天気の良い日も「ドリルプラネットやりたい!」「休み時間もやりたい!」と子どもたちから言ってくれて、自ら進んで取り組んでいます。
田川先生:2年生も、子どもたちから積極的に声が上がります。私からは特に「休み時間にやってね」などは言っていないのですが、子どもたちから「やってもいいですか?」と聞かれるので、「いいよ!」と伝えると、進んで取り組んでいます。

紙とデジタル
それぞれの良さを生かした
学習方法

―弊社の紙ドリルも利用してくださっていますが、具体的に紙ドリルとドリルプラネットでどのように使い分けされていますか?

白井校長:2年生の国語の授業では、これから習う新出漢字をまずは紙ドリルで確認して書いて、その後に空書きをする。そして、普通ならノートに漢字を書いていくところをドリルプラネットで行っています。主に習熟目的でドリルプラネットを使用しています。
田川先生:新出漢字の書き順の確認をドリルプラネットでしています。子どもたちは紙だと自分の思い込みで漢字を書いてしまうこともあると思いますが、ドリルプラネットの場合、二画目を間違えた場合にはその場で直してくれて正しい書き順を教えてくれます。そういう意味では、紙ドリルよりドリルプラネットの方が子どもたちが自分で書き順の間違いを確認しやすかったりしますね。

ドリルプラネットを使って新出漢字「新」の書き順を確認している様子

荒明先生:字形も紙ドリルでの確認だと大変ですが、一方で、ドリルプラネットは(線が)出るとか出ないとか、はらうとかはねるとか、そういう細かな所をチェックしてくれるので、先生が子どもに付きっきりでなくても、子どもたち自身で自分の間違いや勘違いに気づけるのがデジタルの良さだと感じながら使用しています。1年生は数字を正しく書くのが基本だったり、漢字の大きさの調整や筆圧などは、鉛筆でしっかりと書いて身につけてほしいと思っていたり、保護者が子どもの学習状況を見直すには紙が適しているのではという思いもあって、宿題は紙ドリルを使用しています。
田川先生:私も、紙ドリルは新出漢字の書きをしっかり確認するために使用しています。漢字に関しては、授業中に私が目で見て確認して、しっかりと書けていたらそこは私がその場で丸を付けてあげたいという思いがあります。

―紙ドリルとドリルプラネットの使い分けが難しいと思うことなどはありますか?

新出漢字の書き取りは紙ドリルで。しっかりと書けていたら先生がその場で丸付けをする

荒明先生:今は使い分けができているので特にないです。授業中の残りのちょっとした隙間時間に問題を出すのであればドリルプラネットの方が手軽ですし、ノートを出したり筆箱を出したり、狭い机の上で置き場所を調整しながらノートで問題をやらせるよりかは、端末一つでできたほうが管理的にもすごく楽なので。教室ではタブレットをメインに、家庭学習では紙ドリルとノートメインでというようにしているので完全に使い分けはできています。
田川先生:私も漢字の学習では、ドリルプラネットで新出漢字の学習、ノートで宿題としてしまっているので、使い分けに悩むことは少ないです。

子どもたち同士の
コミュニケーションが
うまれる教材

―ドリルプラネットを使用しはじめて子どもたちには何か変化はありましたか?

荒明先生:子どもたち本当に盛り上がっていますよね!(笑)。最初ログインしたときにピクサーキャラクターの画像が出てきたときには「わー!ポイントだ!」「スタンプだ!最高だ!」みたいに喜んでいました。
白井校長:ログインした後に映画のフィルムのような画像も出てきますよね。私が見ていても「このキャラクターをゲットした!」とか、「ここまでレベルが上がった!」とか子どもたち同士で会話したりしています。
荒明先生:実際、普段は積極的にコミュニケーションをとらない子が、自分の頑張った成果を友達に共有したいということをきっかけにドリルプラネットに取り組み、子どもたち同士の関わりが増えたというのがありました。意外なところでドリルプラネットの効果を感じています。子どもたちが休み時間にタブレットを持って、わざわざ友達の隣に行って一緒に学習する姿も見られて。全く想定していなかったので、一人で黙々とするものではないというのが発見でした。

ドリルプラネットでうまれる子どもたち同士のコミュニケーション
端末を持ち寄って一緒にドリルプラネットに取り組んでいる様子

―2年生はいかがですか?

田川先生:2年生は、去年かなりひまわりポケット(※弊社の該当教材ご採択により、無料で利用できるデジタル教材や、学習者用デジタル教科書のプラットフォーム。)を使っていたので、「今年はドリルプラネットを使うよ」と伝えたときは本当に喜んでくれました。
白井校長:見ていると、特別支援を必要としている子には特に有効な感じがします。
荒明先生:大好きですね(笑)。
白井校長:黙々というよりは、いろいろと試しながら使っています。普段は長時間集中するのが難しい子たちが、ドリルプラネットを使用すると結構長い時間取り組むことができています。
荒明先生:紙と違って反応がいろいろあり、ゲーム性があるのが大きいと思います。あとは、問題を解いたらすぐに丸をもらえることですかね。

―やはりすぐに丸をもらえるのは子どもたちにとっても嬉しい?

荒明先生:そうですね。普段の授業でも、子どもたちが学習しているそばからどんどん丸付けをしていったほうが意欲が継続します。「あ、できた!これもできた!」という「できた」の積み重ねが意欲を高めるエンジンになると思います。

先生は「丸付けの時間」児童は
「先生待ち時間」ゼロへ!

―先生たちのなかでドリルプラネットを使い始めてこれは助かった!ということはありましたか?

荒明先生:補充プリントを用意しなくて済む、丸付けをためなくて済むです。 今までは、問題をすぐに解き終わってしまう子のために補充プリントを用意していたのですが、そのプリントを丸付けをするのが大変でした。ですが、補充プリントの代わりにドリルプラネットを使用したことで、子どもたちはプリントを待たずにどんどん問題を解くことができて。しかも、ドリルプラネットは、自動採点による即時フィードバック機能があるので、プリントのときには必須だった丸付けが不要。丸付けをためなくて済むようになりました。そのおかげで、遅れている子に個別指導する時間をとることができました。

田川先生:私も同じです。授業中に単元が終わってしまった子への問題を出すときに、ドリルプラネットの宿題配信機能を使ってその場で宿題を作成して「今やってほしい宿題出しておいた!」と渡すことで、授業中に発生する子どもたちの「先生待ち時間」がなくなり、意欲的にどんどん学習を続けることができるのでとても助かっています。

―これまでの教材と比べての良さはどのようなところに感じていますか?

宿題以外に自主学習にも取り組んで多くのポイントを獲得している子も!

荒明先生:学習することで、ポイントやキャラクターがもらえるので、子どもたちが達成感を得やすいところですね。ポイントがたまって、レベルが上がるのは子どもたちがやる気になるきっかけになります。紙のドリルだけだと本当にやりたくない子もいますが、「紙のドリルが終わらないとドリルプラネットできないけどいいの?」と言うと、急に勉強し始める子もいて。ハマる子は本当にハマりますね。

―ちなみに、子どもたちがポイント獲得に夢中なことについて、先生方はどう思っていらっしゃいますか?

白井校長:おそらく紙ドリル中心でやると「今日の分はここまで」で、その先の学習はやらないじゃないですか。けれど、ドリルプラネットだといくらでも先をやる。
荒明先生:全部終わっている子もいます!
白井校長:いいね。きっと紙ドリルだったら、先に進めたら注意するでしょう?
田川先生:授業で一緒にやるものなので、紙ドリルは困りますね…。
白井校長:そういう場合でも子どもたちのペースで取り組むことができるドリルプラネットって良いなって思います。

―紙ドリルとは全然モチベーションが違うんですね。

白井校長:学習に対するモチベーションを高めるために、子どもたちが紙ドリルで問題を解いたら、ドリルの後ろにある台紙に先生がシールを貼るような方法もありますが、その場合、仮に問題が30回分あって、それが1クラス30人いたら、30×30で900回分をやらないといけない…。それって先生方にとっては大変な話ですよね。そういう作業を必要とせず、子どもたちのモチベーションを高められるのもドリルプラネットの良さだなと思います。

ドリルプラネットの一番の
魅力について

―最後にドリルプラネットの一番の魅力を教えてください!

荒明先生:1年生でも一人で習熟できる!あとは、子どもたちの待ち時間が減ることですね。みんなが終わるまで待っていないといけないというような時間をなくすことができるので、待っている時間すら実のある時間にできるところです。
田川先生:右に同じです。気づけはどんどん自分たちで進めているので、そこが一番の魅力かなって思います。それこそ私が忘れ物して取ってくる間に「ドリルプラネットをしていてください」というと「やったー!」みたいな感じで、すぐに開いて問題を解いているので。ポイントやレベルなどのモチベーションがアップするような機能もあって、子どもたちが喜んで勉強できるところが本当に良いなって思います。

白井校長:校長の立場から言うと、子どもたちが個別最適に学習できるようになったことはもちろん、先生がプリントを用意してさらにそれを丸付けるというような時間が減ったなど、先生たちが働きやすくなったところですね。なかなか定着しない子への指導の時間に充てることができるようになったりして、時間を有効活用できるようになったところがとても魅力的だなと思います。

―来年4月からは紙ドリルとのセットプラン提供も開始します。来年以降のドリルプラネットの継続についてはどのようにお考えでしょうか?

白井校長:第一に、保護者の負担をかけないようにという気持ちがあるので、まずはお値段ですね。あとは、タブレット上で学習しても力がつくのかもしれませんが、エビデンスが少ない部分もあるので、最終的にはやはり「紙に書いてほしい」という思いがあります。なので、紙ドリルの採択はしたいですね。

―ドリルプラネットは紙ドリルと一緒に買っていただくと、単品だと年間1,800円のところ、年間で150円になるのですが…

白井校長:年間150円で学期に50円!?ということは、国語で25円、算数で25円…ということですよね。それだったらお得感がありますね!
荒明先生:紙ドリルと一緒に使っているばっちりノートの代わりにドリルプラネットでもいいですよね。
白井校長:今は授業をメインに活用していますが、今後もし家庭で使うとなるとレベルを上げるために子どもたちも必死になりそうです。

―やはり、採択の決め手は子どもたちの喜んでくれるところでしょうか?

白井校長:そうですね。子どもたちが進んでドリルをやってくれるようになると漢字を覚えるのが好きになったり、計算も好きになったりすると思うので!

―ドリルプラネットが子どもたちにも先生方にも喜んでいただけて嬉しいです。これからも頑張ります!
校長の白井先生、荒明先生、田川先生、本日はありがとうございました。

※掲載の情報は2022年度のものです。

2023年4月より紙ドリルとのセットプラン提供開始!

2023年4月より、対象の紙ドリルとセットのご購入でドリルプラネットを年間150円(学期50円)でご購入いただけるセットプランを提供開始いたします。 お申し込みご希望の場合は、光文書院の教材を取り扱っている販売店(販売店がご不明の場合は弊社窓口)までお問い合わせください。 ※個人向けの提供はございません。

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