社員インタビュー

Member Interview

デジタルサービスグループ ドリプラチーム

森川 創太

Sota Morikawa

見たことがないものをみんなでわちゃわちゃ作る楽しさ。全力で、遊ぶように仕事する。

Profile

光文書院に新卒で入社し、現在5年目。デジタルドリル「ドリルプラネット」の開発リーダーとして、製品の根幹を支える重要な役割を担っている。その仕事は多岐にわたり、ソフトウェア開発から教育コンテンツの企画・問題作成、さらにはメンバーマネジメント、外部ベンダーのマネジメントまで、プロジェクトの全体を俯瞰し、統括する。教育への深い情熱をもち、日々「ドリルプラネット」の進化と改善に取り組んでいる。

Episode 01

わたしが光文書院に入社した理由

デジタル教材の可能性と、光文のフラットさに惹かれて。

学生時代、4年間塾講師をしていました。地域に根差した個別指導塾で、どちらかというと勉強が苦手な子どもたちと向き合っていました。そんななか、デジタル教材に子どもたちが目を輝かせて学んでいる姿を見て、可能性を強く感じたんです。

就職活動は正直、あまり働くことにイメージが湧いていませんでした。スーツは着たくないなぁと思いながら、総合出版社、コンサルティング会社、ディベロッパーなど手広く受けていたんですが、色々な会社に触れるなかで唯一、光文書院だけ違和感がありませんでした。他の会社が囲い込みに熱心な中、光文書院の人たちはとてもフラットだった。そこにどこか惹かれるものを感じ、入社しました。

創業100年近い老舗と聞いて、年功序列なところもあるかもしれないと内心身構えていたのですが、入社してみると驚くくらいフラットでした。ちょうどデジタル事業の立ち上げのタイミングで、配属された部署は、いる人のバックグラウンドも様々。メガベンチャーから転職してきた人、IT業界からきた人など、様々な専門領域の人たちがいました。

みんなに共通しているのは「教材を通して子どもたちに学ぶ楽しさを届けたい」という熱い想い。そんな会社の雰囲気に即座に惹かれました。

デジタル教材の可能性と、このフラットな組織文化。それが、わたしが光文書院を選んだ理由です。

Episode 02

印象に残っている仕事と、この仕事のやりがい

「漢字判定が厳しいので、子どもが泣き叫んでいる」
という保護者の声を聞いて。「これじゃだめだ」と痛感。
想いを実現させる面白さ。

印象に残っていることの一つに、デジタルドリルの漢字判定の機能改善の仕事があります。「漢字を学ぶのに、漢字判定が厳しすぎて、子どもが泣き叫んでいる」と保護者の声を聞いた時「これじゃだめだ」とグサっときたんです。

そこで、小学生で習う1,026字の漢字の判定機能をすべてやり直すことにしました。同僚と共に、すべての漢字の、すべての筆画のデータを1つずつ。足掛け4ヶ月の大工事でしたが、やり切りました。データを見ると、児童全体の正答率の平均が20%以上も上がっており、販売店や先生からも「ドリプラの判定いいよね!」と声をいただけるようになりました。

この仕事を通じて、ユーザーの声と真摯に向き合い、かつ、それぞれの想いや課題観をプロダクトにどれだけ反映し、サービスの価値を高められるかが大切だと気づきました。気づいたことをお互いに共有しながら、目指したいサービスや教育とは何かを常にすり合わせ続ける。その上で、思い描いたことをどれだけ壁を越えて実現していけるかが大事なのだと。

教育に対してとても真摯な一方で、どこよりも子ども目線で、もっと夢中になれるよう、遊び心を決して忘れないのが光文書院の面白いところです。「これやったら面白いんじゃない?」と発想したことを、自分たち次第で、日本全国の数十万の児童に実際に届けることができてしまう仕事なんて、なかなかないですよね。

例えば、ドリルプラネットの機能のひとつ「おどうぐばこ」。ゲーミフィケーションを取り入れた「スイカクラッシュ」や「計算ハンバーガー」など、学ぶことが好きになる遊びをたくさん盛り込んでいます。これらは、開発チームで合宿に行き「自由な学びって?」「児童がムキになっちゃう仕掛けって?」と夜まで語り合い、そこから誕生しました。

教材とは「こういうものだ」や、教材だから「こうあるべき」ではなく、プラスアルファの楽しさを届ける余白を大切にやっていこう!と、 外部のベンダーさんも、1年目の社員も関係なく率直に意見を出し合い、開発していく。マネージャーも「やっていこー!どうせやるなら楽しい方がいいよね?」というノリです。一番面白かったのは、ひらがな学習機能で「いぬ」と押すとワン、「ねこ」とおすとニャーと鳴く機能。本当に必要なのか正直疑問に思いつつ、気づけば超真剣に自分のうちのねこの声を録音したり。

作っている人間が面白いと思っていなかったら、子どもが面白いと思うはずがない、というのが共通言語になっています。だから、全力で遊ぶように仕事をするんです。

Episode 03

光文という場について。今、仕事を通じて創りたいこと

自分の色を生かして働くよろこび。
メンバーにも感じてもらいたい。
そして、プロダクトをもっと面白くしたい。

いろんなアイデアをみんなでわちゃわちゃさせて創るのが好き。そんな自分らしさに光文で気づきました。

小学生の頃は、お笑い係みたいに明るかったけど、中学生からは人と比較して真面目な優等生になろうとして、一般論や常識を気にするようになりました。でも光文で働くと「人としてどうあるか」を役員がよく発信してくれるし「モーリーはこうだね」と周囲から愛あるフィードバックをもらいます。そんな関わりを通じて、自分の思い込みや「ねばならない」に囚われていることに気づきました。今では、そんな自分も同居しながら、自分らしく仕事をしたいと思えるようになりました。

今は、チームのメンバーの色をもっともっと出して、プロダクトにもその人の色が出ていったら楽しいなぁと思っています。まだ1年目の後輩が「自分これやりたいです!」と手を挙げて実装してくれたコンテンツが、もうすぐ世に出ます。今から子どもたちの反応が楽しみでしょうがない。絶対いいと確信しています。早く学校に見に行きたいなぁ。

社会性と自分らしさがトレードオフにならない。無邪気にみんなで学びを楽しみ合える世界、それが理想です。光文のサービスをハブにして、クラスや学校を超えてつながる世界観を作りたい。どんな子にもいろんな素養がありますから。それは、今までの学校教育のあり方だけではない、もっとオープンに楽しんでいる空間。学校訪問をした時、男の子の周りを女の子3人が囲んでいて、夢中になって電車のパンフレットのようなものを書いていた。自然に、性別も関係なく、みんなで。その姿に希望を感じ胸が熱くなりました。

もっと自由に、価値観に縛られない世界を広げていけたら面白いなぁ。教育サービスやデジタル教材で、まだまだアプローチできる余幅と奥行きを感じています。仕事を通じて目の前で起きているいろんなことが今、とても面白いんです。