社員インタビュー
Member Interview
デジタルサービスグループ/EdTechグループ
鈴木 理子
Michiko Suzuki
老舗かと思いきや、いい意味で全然違う。100年に1度の転機かもしれない今、やってみようぜ!のムーブがここにはある。

Profile
大学卒業後、大手グローバルIT企業でシステム設計の仕事を経て、レシピサイト事業を行うベンチャー企業へ。ユーザーサポート業務やプロダクト開発を10年程度経験。会社の方針転換がきっかけで転職を考える。当時子どもが小学生に進学していたこともあり「自分ごとになれる仕事がしたい」と光文書院に転職。現在はデジタル教材のプロダクト開発リーダーをつとめる。
Episode 01
わたしが光文書院に転職した理由
今の仕事にワクワクしなくなってきた。
心のブレーキを外し、もっと「自分ごと」で、もっとチャレンジしたい。

光文書院への入社を決める直前、いま思えば人生の大きな岐路に立っていたと思います。
大学卒業後、大手のIT企業で数年、ベンチャー企業で10年間一生懸命に働いてきて、正直にいえば新しい発見がなくなっている感覚がありました。会社の方針転換もあり、だんだんと仕事にワクワクしなくなってきて…。そろそろ次のステージに進む時かもしれないと思いました。
次に選ぶ仕事なら、もっと「自分ごと」になれる仕事がいい。その時、ちょうど子どもが小学校に上がっていたタイミングでした。授業参観に行く機会が増えるにつれ、気づいたんです。教育現場が30年前とほとんど変わっていないことに。子どもの学習風景を見ながら、「教育の領域なら、本当の意味で『自分ごと』になれるかもしれない」と感じ始めました。
子どもが使っている教具の「さんすうセット」に光文書院の文字をみつけて「学校教育に直接商品を届けることができるんだな」と感じ、光文書院の社員採用募集のページを見たとき、そこには「教育をアップデートする人」「学ぶことが好きになる。」という言葉がありました。
老舗の会社なので、年配の方が出てくるのかな…と思って面接に行くと、驚いたことに役員自らが対応してくれて、なんだか思ったよりとても若々しい。型にはまった「これをしてください」という指示は一切なし。わたしは経験のあるカスタマーサクセスの職種で応募したにもかかわらず、経歴を丁寧に見てくれて、「事業のプロジェクトマネジメントはどうですか?」と、まったく経験のない領域まで可能性を広げてくれました。
正直、不安はありました。でも、それを上回るワクワクと「やりたい」という気持ちがありました。振り返れば、前職の10年間は子どもが小さかったこともあり、長いブレーキをかけていた時期。コンフォートゾーンの中にいたんです。
今わたしが本当に欲しかったのは、もう一度アクセルを踏むこと。自分の可能性に挑戦すること。光文書院は、その扉を開いてくれた場所でした。
Episode 02
入社してみて感じた、前職との違い
経営との距離がすごく近い。
経営戦略が紙ではなく、生の声で入ってくる。

入社したのは、ちょうどコロナ禍でGIGA端末が全国の小学生に配られ、教育のあり方が大きく変わろうとしていた時期。光文書院では、ちょうどデジタルドリル事業を立ち上げるタイミングでした。
前職でもユーザーの声をプロダクトに還元し、進化させることが大好きでした。でも、ここではもっとできる!教育に直接還元できると直感しました。学校訪問を重ね、メンバーを巻き込んでインタビューし、声をプロダクトに反映する仕事をどんどん進めていく。経営と当たり前のように毎週何度も打ち合わせをし、議論を重ねて決定していく。決してぬるくはない。ビジネスがこうやって決まっていくんだと、手応えを実感できます。実行するときもぶれずに突き進むことができます。
最初の会社は大手グローバルIT企業。ロジックが全てで、大企業向けの基幹システム設計という大きな仕事。研修も豊富で、今の自分の血肉になっています。でも自分がどんな影響力を与えられているのか、正直わからなくなり、だんだんと苦しくなっていました。上席にプレゼンしても、正直あまり興味を持ってもらえない感覚がありました。光文書院では、無駄足は一切ない。役員と共に議論しながら、自分にできることを見つけてやっていくスタイルです。
夢中で目の前のことに向き合っているうちに「曖昧なことを決めながら進んでいくのが好き」という自分に気づきました。「これをやりたいから、やらせてください!」の方がずっと面白い。チーム主導で経営に提案し、OKをもらっていく進め方。「これ、発見じゃない?」の瞬間が大好きなんです。
今は「これ大事だよね!」と共有できる仲間がいて、「やってみようぜ!」のムーブメントがある。これから90年、あたり前に使われるものを創りたい。志が同じメンバーと働けるのは、本当に楽しい!確かに大変で、休みたいと思うこともあるけれど、それ以上に「やりたい」が上回っています。おまけに、自分の子どもも使っている教材。やればやるほど、仕事とプライベートの垣根が溶けていく。まさに、のめり込んでいます(笑)。
Episode 03
フィードバック文化と、人としての成長
人としての愛あるフィードバックをたくさんもらって
わたしは、自分軸で生きられるようになった。

この会社の好きなところの一つは「人としてフィードバックし合う文化」です。経営陣を初めとする上席メンバーは、一人ひとりをよく見て、本当に深いフィードバックをくれます。現場の最前線を走っている人からのアドバイスだから、自然と心に響きますし、なぜ指摘されているのかが明確にわかる。単に今の仕事のためだけでなく「光文書院をやめても価値ある人になってほしい」という深い想いで接してくれているのを感じます。
「みっちゃんは計画性があまりないよね」とフィードバックされたとき、笑いながら言ってくれたことが印象的で。でも同時に、「行動力はすごいもんね」とも認めてくれる。ありのままのわたしをよくみてくれていて、注意するだけでなく、わたしの長所も見てくれている。
前までは「間違えることは恥ずかしいこと」と思っていて、なるべく「間違いを減らそう」と考えていました。でも、今は違うことに気づきました。チームは完璧な一人の人間では変わらない。新しいことをやるとき、最初からすべてわかっているわけではありません。みんなでいろんな視点や意見を出しあって「こういう観点あるね、やってみよう!」と行動に移すことで、初めて発見が生まれる。
凸凹があってもいい。大切なのは、自分の意思があるかどうか。できないことは他の人にお願いしていい。以前のわたしは、すべてを自分でこなさなければならないというプレッシャーに苦しんでいました。今は、メンバーと補い合い、支え合える環境があります。
わたしは、光文書院にきて、自分と仕事を切り分けるのではなく、「自分軸」で生きられるようになりました。