社員インタビュー
Member Interview
デジタルサービスグループ CBTチーム
元兼 璃子
Riko Motokane
3年で思いもよらない変化。教科書に正しさを詰め込みたかったわたしが、今は、みんなが幸せになる事業を創りたいと思っている。

Profile
教育系大学で学び、強い志を持って光文書院に入社。入社後わずか3年で、デジタルテスト「CBTタワー」のプロダクト開発リーダーを務めるとともに、デジタル編集グループの立ち上げに携わり、その企画力とリーダーシップを発揮している。入社3年目の若手ながら、経営と直接議論を重ね、既存の枠組みを超えるプロダクト開発に日々奮闘。新たな学習体験の創造に情熱を注いでいる。
Episode 01
役員との距離の近さ、裁量権と成長
子どもたちに直接届くから、全力で提案するし、最善を尽くす。

入社3年目でデジタルテスト「CBTタワー」のプロダクト開発リーダーとして働いています。正直、入社前はこんな経験を自分がするとは思いもよりませんでした。裁量がどのくらいあるかというと「CBTタワー」という光文らしさのあるものを作ってください、というお題が経営から渡されて「それってどんなプロダクトだろう?」「求められる教材ってなんだっけ?」とブレイクダウンするところからやるというくらい自由です。
テーマを経営と合意したら、実現するためにどんなタスクが必要で、いつ世の中に出すのか、どんなリソースが必要か、と提案する。判断するのは経営だけれど、ここまで自分で進めていいのかというくらいゼロイチのものづくりができます。
「わたしの提案で変わるかも」っていう期待感と不安。経営とは同じ一番星をみているのが前提だから、全力でお互い提案し合うし、それは違うといいあえる。子どもに直接届くわけだし、最善を尽くしているか、常に意識しています。
役員の吉田さんからは、ビジネスとしての判断力や実行力を、坂本さんからは人としてのあり方を学んでいます。「もっとできるでしょ」「ちょっと今視野狭いよ」って、人としてのフィードバックをたくさん浴びて、期待してもらっていることを感じます。
めざす先は社長のビジョン。「学ぶことが好きになる。」を一緒に実現したい。
Episode 02
この仕事の本質的な価値
単にテストの点がよかった、悪かったじゃなく
先生の子どもたちへの関わりを変えられる。
子どもたちが、自分の可能性を愛せるように。

この仕事の面白さの一つは、わたしたちが作ったものが子どもたちが使うのを目の当たりにできること。学校に行って、半年先の教育現場にどんなものがあったら嬉しいのかを先回りして考え、ユーザー体験を徹底的に検討し、要件定義し、開発していきます。
教壇に立って「CBTタワーを使ってやってみましょう」なんてこともできて、プロダクトを通じて知らない子どもたちに声をかけられる。大人として生きていて、こんなに嬉しいことはないと思うし、同時に「こんなのでごめんね」とも感じています。まだまだ現状に満足はしていません。
ヘビーユーザー校に行った時、ある先生から言葉をいただきました。「これがあるので、児童の様子がよくわかるんです。明日、子どもたちに声をかけることが変わるんです」と。
テストを行う前に、練習問題を配信する機能があるのですが、これをやると一人ひとりの生徒の様子がよくわかる。単にテストの点がよかった、悪かったではなく、「みんな間違えているから授業でもう一度やろう」とか、「この子はこれは簡単すぎるんだな」とか、一人ひとりに適切な関わりができるようになる、という声でした。
先生の日々の頑張りも、もっと子どもたちに届いていってほしい。学ぶということは、人生の解像度を上げること。その人の人生の可能性を拡げることだと思うんです。
人間は最初は誰もが子どもだから、歳をとってからよりなるべく早くから人生がよくなっていくといいんじゃないか。一人ひとりの子どもたちが、「自分の可能性がまた一つ増えて嬉しい」と思え、自分の可能性を愛せるようになってほしい。
そんな事業を創ること。わたしたちの仕事の本当の価値だと思います。
Episode 03
これからの展望。非連続な人としての成長
2030年までに「光文のプロダクトであれば間違いない」と
選ばれる事業に成長させたい。
絶対、みんなの頑張りを無駄にしない!

この会社で働いた3年間でわたしは予想外に変化しました。教育系の大学出身で、就職活動の時は、教科書を作ることが教育の最上流だと思っていて、そこに自分の正しさを詰め込もうとしていました。でも、ここで働いて「事業」という視点で世界を見るようになり、事業を創ることで教育により大きく貢献したいという想いに変わりました。
以前のわたしは、競争の中の何番目か、という尺度で自己肯定感を保っているような人間でした。でも最近、その競争意識が極端に減っています。「わたしが正しい、あなたは間違っている」ではなく、自己犠牲的な貢献でもなく、「自分も個性がある、あなたも個性がある」でOK。みんなで適性を生かしあって創ることが楽しいんです。今は、自分のことよりも、周りの人に貢献したいと思うようになりました。
新しいことを世に出すことで起こる失敗は、もう失敗とは思わなくなりました。幸せの最大量は増やすことができる。それは、役員や同僚たちが、わたしをよく見てくれていて言葉をかけてくれる。その愛情を感じるから気づけたことです。
デジタル教材は、まだデファクトが決定していない面白いマーケット。わたしたちが作っているものは、これからの教育に「なくてはならないもの」になりうる。極論、うちの会社じゃなくても、子どもたちにいいものを届けたい。でも、子どもたちが苦しまずに学べるものにしたい、という想いを一番に考えているわたしたちが全力で作ったものが、一番いいものを作れる!一緒に働いている仲間と、上に立っている先輩、役員と一緒ならきっとできると思っています。
2030年までに「光文書院を選んでおけば間違いないよね」と言っていただけるような事業に成長させていきたい。みんなの頑張りは、絶対に無駄にしません。もっといい組織にしていきたい。そう思います。
3年でここまで変わった自分、得た仲間。もう5年あったら、もっとできそうです。