教育用語解説

学習指導要領の一部改正がくしゅうしどうようりょうのいちぶかいせい

平成10年及び11年に告示された現行の学習指導要領は,平成15年12月26日にその一部が改正された。改正は,平成15年10月の中央教育審議会答申「初等中等教育における当面の教育課程及び指導の充実・改善方策について」を受けたものである。その趣旨は,現行学習指導要領が目指す「生きる力」の知的側面である「確かな学力」の育成を図り,「生きる力」をはぐくむという現行学習指導要領のねらいの実現をより強力に推し進めようとするものである。具体的には,

(1)学習指導要領の基準性を踏まえた指導の一層の充実,

(2)総合的な学習の時間の一層の充実,

(3)個に応じた指導の一層の充実,

について,学習指導要領の記載事項が改正されている。

基準性を踏まえた指導の一層の充実では,学習指導要領の「内容の範囲や程度等を示す事項は,すべての児童に対して指導するものとする内容の範囲や程度等を示したものであり,学校において特に必要がある場合には,この事項にかかわらず指導することができる」とし,発展的な内容の指導を可能としている。

総合的な学習の時間の一層の充実では,総合的な学習の時間の課題として,各教科との関連が十分配慮されていないことを踏まえ,ねらいに「各教科,道徳及び特別活動で身に付けた知識や技能等を相互に関連付け,学習や生活において生かし,それらが総合的に働くようにすること」を追加するとともに,学校としての目標や全体計画の作成,教師の適切な指導の必要性などが記されている。

個に応じた指導の一層の充実では,「学習内容の習熟の程度に応じた指導,児童の興味・関心等に応じた課題学習,補充的な学習や発展的な学習などの学習活動を取り入れた指導」などを例として追加し,児童の実態に応じた指導が一層推進されるようにしている

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