教育用語解説

PISAぴざ

OECD生徒の学習到達度調査(Programme for International Student Assessment)のこと。PISAはその頭文字から取った略称。

OECD(経済協力開発機構)が,2000年(平成12年)に最初の調査を行い,以後3年ごとに実施しているもので,各国の子どもたちが将来生活していく上で必要とされる知識や技能が,義務教育段階(15歳)においてどの程度身についているかを測定することを目的とした国際的調査で,実生活の様々な場面で直面する課題にどの程度活用できるかどうかを評価している。

調査は,「読解力」,「数学的リテラシー」,「科学的リテラシー」の3分野について行われ,2000年は「読解力」,2003年は「数学的リテラシー」,2006年は「科学的リテラシー」を中心分野として調査がおこなわれた。また,2003年の調査では3分野の他に「問題解決能力」についての調査も行われた。

2006年調査には,57か国・地域(OECD加盟30か国,非加盟27か国・地域)から約40万人の15歳児が参加。日本からは,全国の高校,高専等の1年生約120万人のうち,,約6000人が調査に参加した。

「読解力」,「数学的リテラシー」,「科学的リテラシー」,「問題解決能力」はそれぞれ以下のように定義されている。

【読解力】
 自らの目標を達成し,自らの知識と可能性を発達させ,効果的に社会に参加するために,書かれたテキストを理解し,利用し,熟考する能力。

【数学的リテラシー】
 数学が世界で果たす役割を見つけ,理解し,現在及び将来の個人の生活,職業生活,友人や家族や親族との社会生活,建設的で関心を持った思慮深い市民としての生活において,確実な数学的根拠にもとづき判断を行い,数学に携わる能力。

【科学的リテラシー】
 自然界及び人間の活動によって起こる自然界の変化について理解し,意思決定するために科学的知識を使用し,課題を明確にし,根拠に基づく結論を導き出す能力。
※2006年の調査では,「科学的リテラシー」全体及び「科学的な疑問を認識すること」,「現象を科学的に説明すること」,「科学的証拠を用いること」の科学的能力3領域についての調査が行われた。

【問題解決能力】
 問題解決の道筋が瞬時には明白でなく,応用可能と思われるリテラシー領域あるいはカリキュラム領域が数学,科学,または読解のうちの単一の領域だけには存在していない,現実の領域横断的な状況に直面した場合に,認知プロセスを用いて,問題に対処し,解決することができる能力。

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