教育用語解説

学力低下論がくりょくていかろん

平成14年度から実施されている学習指導要領は,学校週5日制の実施や総合的な学習の時間の新設などに伴い,授業時数や教育内容が削減されている。このため,指導要領の実施以前から,学力が低下するのではないかとの不安の声が寄せられ,学力問題が国民的な関心事となった。学力低下論を唱える人たちは,現行の学習指導要領のもとでは学力が低下する,又は既に低下していると主張する。

一方,学力低下を否定する人たちは,学力とは知識や技能だけではなく,思考力や関心・意欲などの見えにくい学力をも含むものであるとの立場に立つことが多い。しかし,平成13年12月に公表されたOECDの調査によると,「我が国の児童生徒の学力は,単なる知識の量だけでなくそれを活かして実生活上での課題を解決する能力についても国際的に見て上位に位置している。その一方,宿題や自分の勉強をする時間は参加国中最低である」との結果が出ている。文部科学省では,教育課程実施状況調査を継続的に行って,学習指導要領の内容がどの程度定着しているかを把握したいとしており,この結果を学力向上策に反映させる意向である。

一覧へ戻る

キーワードで探す

※複数ワードで検索するときは単語間をスペースで区切ってご入力ください。

五十音で探す

ページトップへ