| 領域 | 現行課程↓非表示 | 平成21年度↓非表示 | 平成22年度↓非表示 | 平成23年度以降(新課程)↓非表示 |
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| A.数と計算→非表示 |
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| B.量と測定→非表示 |
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| C.図形→非表示 |
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簡単な場合の3位数などの加法,減法
2年A(2)
イ 簡単な場合について,3位数などの加法及び減法の計算の仕方を考えること。
p.73より
2位数までの加法及びその逆の減法やこれまでの数の学習を基にして,簡単な場合について,3位数などの加法及び減法の計算の仕方を考える。
(1)百を単位としてみられる数の加法,減法
ここでの百を単位としてみられる数の加法及び減法とは,例えば,800+700,500-100などの計算である。これらの計算は,百を単位とした数の見方に関連させると,それぞれ,8+7,5-1を基にして考えられる。
(2)3位数と2位数などの加法及び減法
ここでの加法とは,百の位への繰り上がりがないもので,例えば,628+7,234+57などである。また,減法とは,百の位からの繰り下がりがないもので,例えば,753-6,683-51,546-27などである。
簡単な場合の3位数までの加法及び減法を指導することで,2位数までの計算の理解を確実にしていくだけでなく,3位数までの数の理解もより確実なものにしていくようにする。また,このような計算の仕方を理解することを,第3学年で取り扱う3位数や4位数についての加法及び減法の計算の仕方を考えることにつなげるようにする。
簡単な分数(1/2や1/4など)
2年A(1)
オ 1/2,1/4など簡単な分数について知ること。
p.71より
1,2,3,4,…などの数を用いると,ものの個数などを表すことができるが,ものを半分にした大きさは表すことができない。しかし,分数を用いると,半分にした大きさを表すことができるようになる。(中略)
具体物を用いて1/2,1/4などの大きさを作ることや,1/2,1/4などの数を分数と呼ぶことを指導する。分数の意味や表し方については,第3学年から本格的に指導するが,第2学年では,分数について理解する上で基盤となる素地的な学習活動を行い,分数の意味を実感的に理解できるようにするのがねらいである。
簡単な場合の2位数と1位数との乗法
2年A(3)
エ 簡単な場合について,2位数と1位数と乗法の計算の仕方を考えること。
p.76より
簡単な場合についての2位数と1位数との乗法として,12程度までの2位数と1位数との乗法を指導する。その計算の仕方については,乗法九九を基にして,乗数が1増えれば積は被乗数分だけ増えるという性質を用いるなどして説明することができる。(中略)
簡単な場合の2位数と1位数との乗法の計算の仕方を考えることは,第3学年において,2位数や3位数などの乗法の計算の仕方を考える上での素地的な学習となるものである。
時間の単位(日,時,分)
2年B(3)
ア 日,時,分について知り,それらの関係を理解すること。
p.79より
時間は,時刻のある点からある点までの間隔の大きさを表す量である。日常生活の中では,時刻と時間の区別が明確ではない場合もある。指導に当たっては,時刻と時間を区別して指導する。
第2学年では,時間の単位として,日,時,分について指導する。これらの単位を具体的な場面で適切に用いることができるようにするとともに,1日が24時間,1時間が60分という関係を理解させ,それらを用いることができるようにする。
体積の単位(ml,dl,l)
2年B(2)
ア 体積の単位(ミリリットル(ml),デシリットル(dl),リットル(l))について知ること。
p.79より
第2学年では,体積を測る活動を通して,体積についても長さと同様,基準の大きさとなる量として,身の回りの適当な量(任意単位)ではなく,普遍単位を用いることの必要性に気付かせ,単位の意味について理解させるとともに,それを用いた測定が正しくできるようにする。
第1学年では,身の回りの適当な基準の大きさとなるものを用いて体積を測定したが,第2学年では,「1リットルます」などを用いることを指導する。
体積の単位について,ミリリットル(ml),デシリットル(dl),リットル(l)を指導する。1デシリットル(dl)については,1リットル(l)を10等分した一つ分を単位としてつくられた単位であることも指導する。なお,1ミリリットル(ml)については,1デシリットル(dl)の単位では測り取れない大きさを測るとき,その量を表すことに用いる単位であることや,1lは1000mlであることを知らせる程度とする。
正方形,長方形と直角三角形
2年C(1)
イ 長方形,正方形,直角三角形について知ること。
p.81より
第2学年では,正方形,長方形の意味や性質について指導する。また,正方形や長方形の特徴を調べるとともに,身の回りから,かどの形が直角であるものを見付けたり,紙を折って直角を作ったりするなどの活動を行い,直角の意味をとらえられるようにする。
四つの辺の長さが等しく,四つの角が直角である四角形を正方形という。正方形には大きさは様々なものがあるが,形はすべて同じである。また,四つの角が直角である四角形を長方形という。長方形には,縦と横の長さの組み合わせによって,様々な形がある。
直角三角形は,正方形や長方形を,(中略)二つに分けることによってできる三角形である。
箱の形
2年C(1)
ウ 箱の形をしたものについて知ること。
p.81より
第2学年では,身の回りにある箱の形をしたものを指導する。第4学年で指導する立方体,直方体などの立体図形について理解する上で基盤となる素地的な学習活動となるように指導する。
具体物の観察などを通して,頂点,辺,面という構成要素に着目できるようにする。箱の形をした具体物を観察すると,正方形,長方形の形をした面があることに気が付く。面と面の間に辺があるし,辺が集まったところが頂点である。
また,頂点,辺,面の個数を調べることができるようにする。そのためには,箱の形をしたものを観察したり,構成したり,分解したりする活動を取り入れるとよい。(中略)また,紙の箱を集めて,切り開いてみたり,切り開いた形から箱を組み立てたりして,立体図形は平面図形によって構成されていることに気付くようになる。
加法と減法の相互関係
2年D(1)
(1) 加法と減法の相互関係について理解し,式を用いて説明できるようにする。
p.84より
三つの数量A,B,Cについて,例えば,次の図のような関係にあるとき,AとBが分かってCを求める場合が加法で,A+B=CやB+A=Cとなる。

また,CとA又はBのいずれか一方が分かっていて,B又はAを求める場合が減法で,C-A=BやC-B=Aとなる。このとき,加法と減法は三つの数量のどれを求めるかによって,相互に関係付けられている。このような加法と減法の関係を,加法と減法の相互関係という。
このような加法と減法の相互関係について,次の(1),(2),(3)のような場面を取り上げて指導する。(中略)
(1)数量の関係表現は減法の形であるが,計算は加法を用いることになる場合(中略)
(2)数量の関係表現は加法の形であるが,計算は減法を用いることになる場合(中略)
(3)減法の減数が未知のとき,その減数を求めるのに減法を用いる場合(中略)
これらの場面による問題の解決においては,加法と減法の関係に着目し,それを問題の把握,演算の決定,確かめに用いることができるようにするとともに,式を用いて説明することができるようにすることが大切である。(中略)
なお,このような指導の機会を通して,式が事柄や数量の関係を簡潔に表すものであるという理解を深めるようにする必要がある。
乗法の式
2年D(2)
(2) 乗法が用いられる場面を式に表したり,式を読み取ったりすることができるようにする。
p.85より
乗法が用いられる具体的な場面を,×の記号を用いた式に表したり,その式を具体的な場面に即して読み取ったり,式を読み取って図や具体物を用いて表したりすることを重視する必要がある。その際,乗法の式から場面や問題をつくるような活動も,乗法についての理解を深め,式を用いる能力を伸ばすために大切である。
式に表す指導に際しては,「1袋に5個ずつ入ったみかんの4袋分」というような文章による表現,○やテープなどの図を用いた表現,具体物を用いた表現などと関連付けながら,式の意味の理解を深めるとともに,記号×を用いた式の簡潔さや明瞭さを味わうことができるようにする。
式を読み取る指導に際しては,(中略)具体的な場面と関連付けるようにすることが,さらに,読み取ったことを,○や図を用いたり,具体物を用いたりして表現することが,式を読み取る能力を伸ばすためには大切である。
簡単な表やグラフ
2年D(3)
(3) 身の回りにある数量を分類整理し,簡単な表やグラフを用いて表したり読み取ったりすることができるようにする。
p.86より
身の回りにある数量を分類整理して,それを簡単な表やグラフを用いて表すことができるようにする。ここで,簡単な表とは,(中略)観点が一つの表のことである。
また,簡単なグラフとは,○などを並べて大きさを表したグラフのことである。
このような表やグラフから,数が最も多いなどの特徴を読み取ったりすることができるようにする。この際,決まった形式の表やグラフをかくことの技能的な面を強調するよりも,特徴を読み取ったりすることを重視する。分類整理して数えたものを表やグラフを用いて表すことにより,それぞれの大きさが比べやすくなり,違いを読み取りやすくなるのである。
内容の取扱い(1)1万についても取り扱う
p.70より
「内容の取扱い」の(1)では,「1万についても取り扱うものとする」と示している。これは,9999の次の数などとして1万について取り扱うことで,第3学年で指導する1万を超える数へと連続性や発展性をもって接続できるよう配慮することが大切である。
整数が使われている場面を見付ける活動
2年(1)ア
身の回りから,整数が使われている場面を見付ける活動
2年A(1)数の意味や表し方
p.71より
この活動は,児童が身の回りで使われている整数を見付け出すことで,整数についての理解を深めるとともに,整数を学ぶ意義を児童が自ら実感することをねらいとする。
児童は日常の生活の中からたくさんの整数を見付け出すことができる。例えば,カレンダー,物の値段,時間などの数や数量を表すために用いられている数がある。一方,自動車のナンバーや部屋の番号など,物事を分類整理するために用いられている数などもある。
このように整数が用いられている場面を身の回りから見付け出して観察したり,紹介し合ったりなどし,整数が身の回りで広く活用されていることを理解できるようにすることが大切である。
乗法九九表からきまりを見付ける活動
2年(1)イ
乗法九九の表を構成したり観察したりして,計算の性質やきまりを見付ける活動
2年A(3)乗法
p.76より
この活動は,乗法九九の表を構成したり観察したりすることを通して,計算の性質やきまりを理解することをねらいとする。
例えば,児童が3の段の乗法九九の構成を通して「かける数が1増えれば答えは3ずつ増える」ということを見付けることがある。このことについて,ほかの段の乗法九九でも同様なことが言えるのかを,乗法九九の表を構成したり,完成した乗法九九の表を観察したりして調べ,帰納的に考えて「乗数が1増えれば積は被乗数分だけ増える」という計算の性質を見付けることができる。また,児童が乗法九九の構成を通して「3×4」と「4×3」の答えが同じ12になることを見付ける場合がある。このことについても,幾つかの場合から帰納的に考えて「乗数と被乗数を交換しても積は同じになる」という計算の性質を見付けることができる。
なお,乗法九九の表から児童が見いだすきまりは,例えば,3の段と4の段の和が7の段になること,1×1,2×2,3×3,・・・というように同じ数どうしをかける計算は斜めに並んでいることなど,様々である。乗法九九を構成したり観察したりすることを通して,乗法九九の様々なきまりを見付けるように指導することは,児童が発見する楽しさを味わうことにつながるものである。
量の大きさの見当を付ける活動
2年(1)ウ
身の回りにあるものの長さや体積について,およその見当を付けたり,単位を用いて測定したりする活動
2年B(1)長さの単位と測定
p.78より
この活動は,実際に測定する活動を通して,長さの意味と測定の考えについて実感的に理解することをねらいとしている。
例えば,身の回りのものの長さを測定する場面で,1mの長さに近いものを探し,その長さを実際にものさしで測るといった活動を行う。
このような測定の活動を実際に体験することを通して,量の意味や測定の仕方についてとらえることができるようにするとともに,長さの普遍単位の大きさをとらえることができるように指導する。
2年B(2)体積の単位と測定
p.79より
この活動は,実際に測定する活動を通して,体積の意味と測定の考えについて実感的に理解することをねらいとしている。
例えば,空き瓶とペットボトルに入る水の量を測定する場面で,どれだけの量が入りそうかを予想し,実際に測るといった活動を行う。
このような測定の活動を実際に体験することを通して,量の意味や測定の仕方についてとらえることができるようにするとともに,体積の普遍単位の大きさをとらえることができるように指導する。
図形をかいたり,作ったり,敷き詰めたりする活動
2年(1)エ
正方形,長方形,直角三角形をかいたり,作ったり,それらで平面を敷き詰めたりする活動
2年C(1)三角形や四角形などの図形
p.81より
この活動は,正方形,長方形,直角三角形を格子状に並んだ点を使ってかいたり,紙を折って作ったりする活動を通して,構成要素に着目して,正方形,長方形,直角三角形の特徴を実感的に理解できるようにすることをねらいとしている。具体的には次のような例が考えられる。

また,身の回りの具体物の中から,三角形や四角形の形をしたものを取り出してみる活動も大切である。
さらに,正方形,長方形,直角三角形それぞれで平面を敷き詰める活動を通して,平面の広がりや,一定のきまりに従って並べることによってできる模様の美しさについて感じることができるようにすることが大切である。
例えば,長方形や直角三角形では,次のような敷き詰めの仕方がある。

図や式に表し説明する活動
2年(1)オ
加法と減法の相互関係を図や式に表し,説明する活動
2年D(1)加法と減法の相互関係
p.84より
この活動は,前述の(1),(2),(3)のような加法と減法の相互関係の場面について,特に(1),(2)のようないわゆる逆思考になるような問題を取り上げ,その解決の仕方を考え,図や式に表し,説明できるようにすることを通して,加法と減法の相互関係の理解を深めることをねらいとしている。
これらの加法と減法の相互関係の場面にかかわる逆思考になるような問題について,例えば,(2)の「はじめにりんご幾つかあって,5個もらったら12個になった。はじめに幾つあったか」という問題の場合に下のような図を用いたり,また,それらの表現を関連付けて用いたりして考えることが大切である。さらに,例えば,(2)の場面であると,合計の12個からもらった5個を返す(ひく)と考えて12-5という式になるというように,式の部分である「12」,「-」,「5」と場面とを関連付けたり,また,それらを図と関連付け,図の部分部分と対応させて説明することができるようにする。そして,このような活動を通して,問題解決の方法について考え説明する力を培っていくことが重要である。

図を用いる際には,問題場面にある数量について具体物で表したものを図へと抽象化し,図についての実感的理解を育みながら,「思考の道具」そして「説明の道具」となるように活動の中で用いさせていくことが重要である。また,図を,ほかの表現である式や言葉の式などとも関連付けて用い,考えたり,読み取ったり,説明したりすることができるようにする。
このような指導は,以降の学年において指導する線分図や数直線などの図についても同様であり,図や式についての理解を深め,図や式を用いて表したり,読み取ったり,説明したりできるようにすることが大切である。