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社会

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簡単な討論的話し合い(ディベート)をしてみよう

  • 社会
  • 5年生

東京都小学校教諭

めあて
短時間でみんなの意見を出し合い,よりよいものを考え合う建設的な話し合いを工夫する。
用意するもの
関係する資料(各自収集),ワークシート
実践する場面
授業時間(1時間)
  • 前時に話し合いのテーマを決めて,どちらの立場で意見を言うかを全員が決めておく。

    例えば,「農作物の自給率は高める必要があるか」では,「ある」という立場と「ない」という立場に分かれます。「テレビと新聞はどちらが国民の役に立っているか」では,「テレビ」という立場と「新聞」という立場に分かれます。同じ立場同士で4,5人のグループを作っておきましょう。
    立場を決めたら,それを主張するために使う資料を2つ程度選んでおくように指示します。たくさん選びすぎると主張が拡散しますので,絞り込ませるようにしましょう。

  • 対立する意見者同士(仮にA側とB側とする)が向かい合う形で座席を構成する。

    同じグループ内で持ってきた資料を説明し合います。そして,説得力のあった資料をグループで3つ選び,主張したいことを代表意見としてまとめておきます。

  • A側とB側が交互に1グループずつ発表する。

    その際,相手の意見をメモする役割を決めておき,反対意見を述べる際の参考にします。
    黒板には,名札に磁石をつけたものを用意しておき,各自がどの立場に立って意見を述べているかを明確にしておくことが大切です。つまり,活発に意見が言えない児童も含めて,全員参加の話し合いを形に表します。

  • ひと回りしたところで作戦会議の時間をとり,相手側への反論を考え主張する。

    この際,相手方の否定にばかりに回らずに,認める点は認めながら,自分たちの主張をすることが大切であると助言しましょう。

  • 反論が1回ずつ終わったところで,フリーの立場になって自由に意見を言い合う。

    初めの立場と自分の考えが変わってきたときには,黒板の自分の名札を,自分の考えの立場に移動します。なかなか意見を言えない児童も,自分の意見をこうした形で主張するのです。
    このあたりから,「イエスかノーか」「ALL or NOTHING」ではなく,中間の意見や落とし所を探すようにしていきます。

  • 最後に話し合いの全体を振り返り,説得力のあった意見や資料を認め合う。

    この認め合いを教師が大きく評価し,問題の解決には十分な話し合いや調整が必要であることを教えます。その上で,主な意見,大切な意見をまとめていきます。

  • 黒板の意見や名前カードの配置を見せて,現実社会での有力な意見や定説などを紹介する。

    そうすることで,自分たちも社会の一員であることや,現実の問題について確かに意見をもてたことを自覚させ,自信をつけさせることができます。

  • ディベートや討論会は,形式にこだわると,内容が難しくなったり,やたらに時間を要したりします。また,机上の論理に終始したり,自分の最初の意見に固執したり,細かな専門知識ばかりが特定の児童に残ったりするだけで終わってしまうこともあります。ディベートや討論会の雰囲気を生かしつつも,短時間で実践することを試みましょう。
  • 話し合いは,様々な方法があり,どれが一番いいとは言えませんが,形にこだわらずに,自由に建設的に語り合う学級集団を育てていきたいものです。

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